【初心者でも分かる!】決算書の見方・分析のポイントを解説! その②
こんにちわ!株きち(@showsnowball)です!
決算書の見方・分析ポイント解説の第二弾です
第一弾はコチラ!
【初心者でも分かる!】決算書の見方・分析のポイントを解説! その①
今回は、BSの見方を皆さんと一緒に学んでいこうと思います
この記事を読めばBSの簡単な分析が出来るようになりますよ
前回のおさらい
まずは、前回の記事の復習をしましょう!
借り方には資産、貸し方には負債と純資産が載っていますね。
資産は、会社が、所有しているものです。
ex.現金、在庫、土地・建物・・・
負債とは、他人から借りているオカネです。(=他人資本)
ex.借入金、手形、買掛金・・・
純資産とは、会社のオカネです。(=自己資本)
ex.資本金、利益剰余金・・・
そして、流動と固定の区分がありましたね
流動資産:すぐに現金化しやすい(=流動性の高い)資産のことでした。
(ex.現金、預金、売掛金、在庫・・・)
固定資産:現金化しにくい(=流動性が低い)資産のことでした。
(ex.土地、建物、機械設備・・・)
流動負債:1年以内に返さなくてはいけないオカネです。
(ex.短期借入金、支払手形、買掛金、賞与引当金・・・)
固定負債:1年以上先に返す予定のオカネです。
(ex.長期借入金、退職給付引当金・・・)
分析ポイント
それでは早速、BSの見るポイントを6つ紹介します★以下で1つずつ解説していきます。
1.現金・預金はどのくらいあるか
なんと言ってもまずは現金です。現金を多く持っている会社はやはり強いです。
なぜかというと、手元の資金が無くなることがないということは、倒産しないからです。
会社は、赤字が続いていても、債務超過になっていても倒産はしません。
しかし、手元のお金が無くなる(=資金がショートする)と倒産します。
現金・預金を沢山持っているということは、不測の事態でお金が無くなっても、ちょっとやそっとじゃ倒産しないという状態と言えます。
しかし一方で、不必要に現預金を持っているということは、
有益な再投資先がないため現金が余っていて、本業の拡大が見込めないのではないか。
といった見方も出来ます。
急成長をする企業は、本業に力を入れるため現金を使って様々なものを買いますよね。
経営陣が現金を遊ばせているということは、今の事業は成長が頭打ちでこれ以上投資しても成長が見込めないと判断している。
と捉えることが出来るのです。
2.借入金はどのくらいあるか
借入金とは、主に金融機関から融資を受けている場合に計上される負債で、簡単に言えば借金です。
特に短期借入金は、1年以内に返さなくてはいけない借金のことですので、すぐに出ていくお金と言えます。
そのため、短期借入金が膨れ上がり、手持ちの現預金の2倍、3倍にもなっているような企業は要注意です
もちろん実務ベースでは、銀行から借り換えするなどして手元にお金を用意したり何らかの対策をしますので、早々簡単に倒産はしません。
しかし、投資先を選ぶ際には、「資金繰りに余裕のない状況に陥っているということを、リスクとして認識する必要がある。」ということです。
3.利益剰余金は積み上がっているか
3つ目のポイントとして、純資産の部に記載されている「利益剰余金」です。
ここに、毎年会社が活動をして得た利益から、株主への配当金を引いた金額を、積み上げていってると考えて下さい。
例えば、今期の利益が100万円で、株主への配当が総額50万円支払ったとすれば、残りの50万円を「利益剰余金」に計上します。(※これを内部留保といいいます。)
過去数年分のBSを見て、利益剰余金の数字が順調に大きくなっていれば、事業でしっかりと利益を出して企業の価値を高めていっていると言えます。
逆に、利益剰余金がマイナスになっていたり、年々減少している企業は要注意です
事業が上手くいっていない可能性が高く企業の価値を減らしてしまっているためです。
※見るポイント4以降は、次回の記事で解説したいと思います。
まとめ
今回はBSの見方について、ほんの一部ですがご紹介しました少しだけ専門的なところに踏み入ってみました。
でも貸借対照表って、結構簡単だなぁと感じてもらえれば私の狙い通りです笑
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